【概要】
千葉県館山市の沖ノ島海水浴場は、首都圏からのアクセスも良く、「日帰りで行ける南国気分の海」として人気のスポットです。
その中でも、ビーチからすぐに本格的な水中世界を楽しめる「体験ダイビング」は、女子旅や友達同士の小旅行、週末のリフレッシュに選ばれることが増えてきました。
今回は、2025年11月22日に千葉県からお越しの女性3名様がご参加くださった、沖ノ島ビーチでの体験ダイビングの様子をじっくりご紹介します。
この日のコンディションは、
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透明度:約15m
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水温:21.5℃
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最大水深:4.3m
という、まさに「体験ダイビング日和」。
初めてのダイビングでも安心して潜れる穏やかな海況の中で、最初は不安そうだった皆さまが、最後には「楽しかった」「また潜りたい」と笑顔で話してくださるまでのストーリーを、女性目線・初心者目線を意識しながらお届けします。
「ダイビングに興味はあるけれど、ちょっと怖そう」
「館山に行ってみたいけれど、何をしたらいいか迷っている」
そんな方にも、沖ノ島ビーチでの体験ダイビングの雰囲気が伝わる内容になっています。
【女子旅×館山×沖ノ島ビーチという選択】
今回ご参加くださったのは、千葉県在住の20〜30代の女性3名様。普段から仲良しのご友人同士で、「たまにはちょっと遠くまでドライブしよう」という話から、館山への女子旅が決まったそうです。
行き先の候補に上がったのは、
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館山のカフェ巡り
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海沿いドライブ
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海鮮ランチ
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そして「何か海らしいアクティビティ」
そこで見つけていただいたのが、沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーの体験ダイビングでした。
「せっかく海まで行くなら、ただ眺めるだけじゃもったいない」
「思い出に残ることをしたいよね」
そんな会話の中で、「館山・沖ノ島での体験ダイビング」が女子旅のメインイベントに決定。
シュノーケリングより一歩踏み込んだ“本格的な海体験”として、当店を選んでいただきました。
【ショップでの受付&カウンセリング】
当日は、午前中にショップへ集合。
館山の市街地から沖ノ島までは車で数分ほどと近く、道中も海を眺めながら向かうことができます。到着後は、まず受付とカウンセリングシートのご記入からスタートしました。
カウンセリングでは、以下のようなことを確認していきます。
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健康状態
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過去の病歴やケガ
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泳げるかどうか
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海やプールでの経験
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ダイビングへのイメージや不安
今回の3名様も、記入しながら「泳ぎは得意じゃないけれど大丈夫?」「耳抜きってやったことないかも」と、少しドキドキした様子。それでも、「やってみたい」という前向きな気持ちが表情から伝わってきました。
カウンセリングの時間は、単にチェック項目を確認するだけではありません。
「どんなことが不安ですか?」
「海に入るのは好きですか?」
など、会話をしながら心の状態も知ることで、その日のサポートの仕方やペース配分を調整していきます。
少人数制の体験ダイビングだからこそ、一人ひとりの様子に合わせて、無理のない進め方ができるのが大きなポイントです。
【「分からないから怖い」を減らす陸上レクチャー】
受付とカウンセリングが終わったら、次は陸上での事前レクチャーに移ります。
ここでのキーワードは、「分からないことを減らす」ことです。
初めての体験ダイビングで多くの方が抱える不安は、
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本当に水中で息ができるのか
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マスクに水が入ったらどうしよう
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耳が痛くなったらどうするのか
といった、未知の体験に対する漠然とした怖さです。
そこで、沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーでは、実際に使用する器材を目の前に並べて、一つひとつ手に取りながら説明していきます。
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マスク(ゴーグルとの違い)
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シュノーケル
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レギュレーター(空気を吸うための器材)
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BCD(浮力を調整するベスト)
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ウェットスーツ
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フィン(足ヒレ)
などの役割を分かりやすく解説し、「どの器材がどんな仕事をしてくれるのか」をイメージできるようにしていきます。
特に丁寧にお話しするのが、
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レギュレーターを使った呼吸方法
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マスククリア(少し水が入ったときの水抜き)
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耳抜きの方法とタイミング
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水中でのハンドシグナル
の4つです。
「怖くなったらどうしたらいいですか?」という質問には、
「怖いと思った瞬間に、やめる合図を出して下さい。無理をする必要はまったくありません」
と、はっきりお伝えします。
「耳が痛くなったら?」には、
「少しでも違和感があったら、すぐに合図。深く潜る前に、浅いところで丁寧に練習します」
と具体的な動きを説明。
このように、「もしものとき」の対処法をしっかりお伝えすることで、少しずつ表情から緊張がほぐれていきます。
レクチャーの終わりには、「何となくイメージができました」「少し安心しました」といった声が聞かれ、いよいよ海への準備が整ってきました。
【ウェットスーツに着替えて、いざ沖ノ島ビーチへ】
レクチャーが終わったら、ウェットスーツに着替えます。
体へのフィット感が大事なウェットスーツは、最初は少し窮屈に感じるかもしれませんが、水に入るとちょうどよく感じられるようになります。
今回の水温は21.5℃。
11月の館山の海としては比較的暖かく、ウェットスーツを着用すれば快適に体験ダイビングを楽しめるコンディションでした。
着替えが済んだら、器材を準備して沖ノ島ビーチへ移動します。
この日の沖ノ島ビーチは、海岸から見ても「今日はよく見えているな」と分かるほどのクリアな海。透明度は約15mと非常に良く、ビーチから海底の輪郭や岩の形がはっきりと確認できました。
沖ノ島海水浴場は、
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ビーチエントリーができる
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足のつく浅場が広い
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緩やかに深くなる地形
という条件がそろっているため、初めての体験ダイビングにぴったりの環境です。
【水面での呼吸練習が一番の「壁」】
エントリーポイントに到着したら、器材を背負い、マスクとレギュレーターを装着して、まずは水面での呼吸練習から始めます。
ここが、多くの方にとって「最初の壁」です。
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顔を水につけることへの抵抗
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レギュレーターで息をすることへの違和感
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口で呼吸し続けることへの不安
など、これまで経験したことのない感覚が一気に押し寄せてきます。
今回の女性3名様も、最初は目が少し見開き気味で、呼吸もやや早くなっていました。
インストラクターは常に近くに寄り添いながら、
「もう少しゆっくり吐いてみましょう」
「息を止めないで、吐き続けるイメージですよ」
と声をかけ、ペースを整えていきます。
数分ほど練習を続けると、呼吸のリズムが安定し、大きく息を吸って長く吐けるようになってきました。
目線にも余裕が出てきて、周りを見渡す姿も見られるようになり、
「意外と呼吸できます」
「思っていたより苦しくないかも」
といった感想が出てくるようになります。
この「水面での呼吸練習」にしっかり時間をかけることが、その後の水中体験を安全で楽しいものにする大切なポイントです。
【最大水深4.3mの水中世界へ一歩ずつ】
水面での呼吸に慣れてきたら、いよいよ水中へ一歩踏み出します。
インストラクターが一人ひとりのBCDや腕をしっかり支えながら、少しずつ、ゆっくりと水深を下げていきます。
この日潜ったエリアの最大水深は4.3m。
数字だけ見ると「深そう」と感じるかもしれませんが、実際には足のつく浅場から緩やかに深くなっていく地形のため、「気がついたら少し深くなっていた」という感覚に近く、急に深みに落ちるようなことはありません。
透明度が15mあるため、水中でも周りの景色がはっきりと見えます。
視界がクリアであることは、「閉塞感」や「怖さ」を軽減してくれる大きな要素です。
【透明度15mの沖ノ島ビーチに広がる景色】
水中に入ると、千葉県館山市・沖ノ島の海ならではの景色が広がります。
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砂地の上を行き交う小さな魚の群れ
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岩場の隙間から顔をのぞかせる生き物たち
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ゆらゆらと揺れる海藻
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太陽の光が水面から差し込み、砂地に描く光の模様
特に透明度が高い日には、水中から見上げたときの水面のキラキラとした輝きがとても印象的です。
水面を通して見える空の明るさと、光の揺らめきが重なり合い、「ずっと眺めていたくなる景色」が目の前に広がります。
インストラクターが指さしで魚や地形を紹介すると、女性3名様も、
「本当にこんな近くで魚が見えるんですね」
「思っていたよりずっときれい」
と目を輝かせていらっしゃいました。
【女子旅ならではの水中コミュニケーション】
水中では声を出して話すことはできませんが、だからこそ生まれる「静かな一体感」があります。
今回の女性3名様も、
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見つけた魚を指さして教え合う
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インストラクターのジェスチャーに笑顔で頷く
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水中カメラに向かってピースサインをする
など、女子旅らしいにぎやかさと、水中ならではの落ち着きが混ざり合った時間を過ごされていました。
最初はロープをぎゅっと握りしめていた手も、時間が経つにつれて力が抜け、体の動きにも柔らかさが出てきます。
「怖いから離せない」という感覚から、「ちょっと動いてみたい」「自分でも景色を見て回りたい」という前向きな気持ちに変わっていくのが分かりました。
この「表情と動きの変化」は、インストラクターにとってもとても嬉しい瞬間です。
【「怖い」が「気持ちいい」に変わる瞬間】
体験ダイビングの時間が進むにつれて、呼吸も姿勢も安定し、周りの景色をじっくり眺める余裕が生まれてきます。
最初は「怖い」「大丈夫かな」という気持ちが大きかったとしても、
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ちゃんと息ができる
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インストラクターが常にそばにいる
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周りの景色がきれい
ということが体感として分かってくると、その感情は少しずつ「気持ちいい」「楽しい」に変わっていきます。
水中ならではの静けさの中で、自分の呼吸の音だけが聞こえる時間。
水面を通して差し込む光と、目の前を泳ぐ魚たち。
そうした要素が重なり、「ああ、海の中ってこんなに落ち着く場所なんだ」と感じていただける瞬間が訪れます。
【無事に終了してビーチへ|あふれる感想】
体験ダイビングを終えて水面に戻り、器材を外してビーチに上がると、皆さまの表情はとても晴れやかでした。
「思っていたよりずっと落ち着いていられました」
「怖いよりも、きれいと楽しいが勝ちました」
「もっと長く潜っていたかったです」
など、受付のときに聞こえていた「不安な言葉」とはまったく違う言葉が次々と出てきます。
陸に上がってからは、ログ付けをしながら、
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どの魚が印象に残ったか
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どの瞬間が一番楽しかったか
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一番緊張したのはいつだったか
などを振り返っていきました。
「最初の一歩が一番怖かったけれど、やってみたら本当に良かった」
「自分にもできた、という自信になりました」
そんな言葉を聞けるのは、インストラクターにとって何よりのご褒美です。
【次のステップへ|ライセンス取得という選択肢】
体験ダイビングは、「ダイビングの入り口」です。
ここから先には、より自由に海を楽しむための「ダイビングライセンス取得」というステップがあります。
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーでは、
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オープンウォーターダイバーコース
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ステップアップコース
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ファンダイビング(ビーチ/ボート)
など、経験や目的に合わせたメニューをご用意しています。
ライセンスを取得すると、
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潜れる水深が広がる
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ボートダイビングで沖合のポイントにも行ける
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沖ノ島沈船ポイントなど、本格的なスポットにも挑戦できる
といった楽しみが増えていきます。
今回ご参加くださった女性3名様も、ログ付けの中で、
「次はライセンスを取って、もっといろいろなポイントに潜ってみたい」
「沈船ポイントにも行ってみたいですね」
といったお話をされており、館山の海をもっと楽しんでみたいという気持ちが伝わってきました。
【千葉県在住の方にもおすすめしたい沖ノ島の海】
千葉県館山市の沖ノ島ビーチは、「県外からの観光客向け」のイメージを持たれがちですが、実は千葉県在住の方にも強くおすすめしたいエリアです。
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県内から日帰りで行ける距離
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ドライブコースとしても楽しい房総半島
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帰りに立ち寄れる温泉やグルメスポット
など、「ちょっと足を伸ばすだけで、非日常の海時間を手に入れられる場所」として、とても魅力的です。
「同じ千葉県にこんなきれいな海があるとは知らなかった」
「沖縄に行かなくても、こんなに透明度のある海を楽しめるんですね」
といった声をいただくことも多く、地元の方の“新しい発見の場”にもなっています。
【これから体験ダイビングを検討している方へ】
最後に、これから体験ダイビングを検討している方へお伝えしたいことがあります。
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泳ぎがあまり得意ではない
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海は好きだけれど、少し怖いイメージもある
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ダイビングに興味はあるけれど、自分にできるか不安
そんな方こそ、少人数制でサポートの手厚い体験ダイビングから始めてみてほしい、ということです。
今回の女性3名様も、最初は同じような不安を抱えていらっしゃいました。
それでも、
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事前レクチャーで「分からない」を減らし
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水面での練習で「できるかも」に変わり
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水中の景色を見て「また潜りたい」に変わっていきました。
2025年11月22日にご参加いただいた千葉県からの女性3名様、透明度15m・水温21.5℃・最大水深4.3mの沖ノ島ビーチでの体験ダイビングを選んでいただき、本当にありがとうございました。皆さまの「初めての一歩」をサポートできたことは、沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーにとっても大きな喜びです。
千葉県館山市・沖ノ島での体験ダイビングをお考えの皆さまも、ぜひ一度、この海で「最初の一歩」を踏み出してみませんか。
皆さまの海デビューと、その先に続くダイビングライフを、これからも全力でサポートしていきます。
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* 2025/11/22 おかぴー店長の気まぐれ日記 *
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