【1章】秋の沖ノ島黒根で広がった色彩豊かな水中世界
2025年11月16日。館山市の沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーには、神奈川県からお越しの男女2名がファンダイブに参加されました。
今回潜ったのは、人気の「沖ノ島黒根」エリア。地形が複雑すぎず、魚影が濃く、そして光が差し込みやすい黒根は、秋になると特に美しい表情を見せます。
この日の水温は20.1℃、透明度は8〜10m。
秋特有の澄んだ水が広がり、黒根らしい柔らかい青さが際立っていました。
ゲストのお二人はダイビング経験本数6本と20本という初級者〜中級者のペア。
落ち着いた呼吸と安定した姿勢で、水中でも安心して潜られていることが伝わってきました。
これから海の魅力を広げていく段階のダイバーにとって、黒根は最適な環境です。
秋の沖ノ島黒根では、南方系のカラフルな魚が多く残り、華やかな水中景観が楽しめます。
11月は水温がゆっくり下がり始める時期ですが、それでも多くの南方種が元気に泳ぎ、館山の海とは思えないほどの鮮やかさを見せてくれます。
そんな魅力にあふれた秋の黒根で、今回も多くの生物と出会うことができました。
【2章】Dive Logと黒根ポイントの特徴
1本目は「沖ノ島黒根」から「離れ根」までゆっくりと移動しながらのファンダイブ。
黒根のメインエリアから離れ根へは、砂地を挟んだなだらかな斜面が続き、潮流の影響も小さいため、初心者でも安心して泳げます。
黒根の特徴は、地形のメリハリと光の入り方にあります。
大きな根に光が差し込むと、岩肌の影がくっきりと浮かび上がり、その陰に隠れる生物たちが存在感を放ちます。
特に秋の黒根は、
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透明度が安定する
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太陽の角度が低く、光が斜めに入る
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南方系の魚が多く残る
という条件が揃い、1年の中でも最も美しいシーズンです。
2本目は黒根メインに留まり、岩場や砂地周辺の生物を中心に観察しました。
8〜10mの透明度は、黒根の持つ「青の階層」を際立たせ、どこを切り取っても絵になる光景が広がりました。
【3章】秋の黒根で出会った南方系魚たちの物語
この日のファンダイブで印象的だったのが、「南方系の魚たちの存在感」。
●ムレハタタテダイ
黒根の大きな岩場の周りで群れを成し、ゆったりと舞う姿は黒根の象徴。黒と黄色のコントラストが水中で美しく映え、ゲストのお二人もカメラを向けずにはいられない瞬間でした。
●アカオビハナダイ
光を浴びることで、体の赤とオレンジが一層鮮やかに輝く南方系。黒根周辺には群れで生息しており、秋でも元気に泳いでいます。
●ケラマハナダイ
紫とオレンジのグラデーションが美しい一匹。特に雄は色彩が濃く、光の差し込みと合わさると、まるで舞台照明を浴びているかのような存在感。
●ミツボシクロスズメダイ
幼魚は鮮やかな青のラインが映え、大きな根の上で隠れたり出てきたりと忙しなく動きます。写真映えする可愛い存在です。
●ミナミハコフグの幼魚
黄色い体に黒い点が散った独特の模様。ちょこちょこと動くその姿は、見た人全員が笑顔になる黒根の人気者。
●オトヒメエビ
赤と白のハサミを器用に動かしながら、岩陰からのぞく姿が可愛らしいエビ。黒根では高確率で観察できます。
●ツバクロエイ
砂地に潜むエイの仲間で、優雅に滑るように泳ぐ姿にゲストの視線がくぎ付けに。
南方種の多さは、秋の沖ノ島黒根の魅力の象徴。
「千葉の海でこんなにカラフルな魚が見られるのか」と驚かれる方も多く、今回のゲストもその表情に感動されていました。
【4章】GoProで水中世界を切り取る楽しさ
今回のファンダイブでは、ゲストの1人がGoProを持参され、水中撮影に挑戦。
沖ノ島黒根は、岩肌や魚群、光の筋、砂地の模様など、GoProとの相性が非常に良いポイント。
スタッフが「マゼンタフィルター」をお貸ししたところ、映像の色味が一気に変化しました。
水中では赤が吸収されやすく、カメラだけだと青が強調されがちですが、マゼンタフィルターを使用することで自然な色合いを再現できます。
ゲストはフィルターを使った瞬間に驚き、
「色が全然違う!」
「海底の青が自然に見える!」
と感激され、その場でネット購入を即決。
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーでは、GoProの扱い方や水中撮影のコツもサポートしています。
初めての方でも、
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光が差し込む方向
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被写体との距離
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泳ぎながらのカメラ安定
などを意識すると、劇的に映像が変わります。
黒根はまさに「水中映像が楽しくなるポイント」。
今回のゲストにとっても、初めての水中映像に大きな感動があった一日となりました。
【5章】経験本数6本と20本のゲストが感じた黒根の魅力
今回の参加者は、まだ本数が浅い段階ではあるものの、非常に落ち着いたダイビングをされていました。
黒根の優しい地形と穏やかな海は、初級者にとって不安が少なく、のびのびと潜れる環境です。
特に印象的だったのは、お二人がバディとして自然に動き、
水中でも合図を交わしながらフォローし合っていた点。
経験本数が違っても、お互いを尊重しながら潜る姿はとても素晴らしいものでした。
館山ダイビングの中でも黒根は、
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初心者でも安心して潜れる
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生物が多い
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地形も複雑すぎない
という理由から、ファンダイブの第一歩として非常におすすめのスポットです。
【6章】秋の黒根ファンダイブを終えて
秋の沖ノ島黒根は、水温と透明度、生物層のバランスが絶妙に整った季節。
夏の賑やかさと冬の静けさの中間に位置し、海が落ち着き、魚たちが美しく見える時期でもあります。
今回のファンダイブでは、南方系の魚が多く残り、光の角度も相まって水中が色鮮やかに。
まさに秋の黒根の本領が発揮された一日でした。
初級者ダイバーでも楽しめる環境が整っているため、
これからステップアップする方や、久しぶりのダイビングの方にも最適なポイントです。
【7章】アドバンス講習へステップアップするなら
今回のゲストも興味を持たれた「アドバンス講習」。
黒根での経験を活かし、次はさらに深い世界へ踏み出せる内容となっています。
アドバンス講習では、
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ディープダイビング
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ナビゲーション
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中性浮力
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水中フォト
など、興味のあるテーマを選んで学べます。
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーでは、少人数制で丁寧な指導を行っており、
安心して次のステップへ進むことができます。
【8章】館山・沖ノ島の魅力をもっと知ってほしい
館山市は首都圏からのアクセスが良く、気軽に海を楽しめるロケーション。
水中では南方系の魚が見られ、陸上では美味しいグルメも豊富で、
ダイビングと観光の両方を楽しみたい方にぴったりです。
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーでは、
ファンダイブ、体験ダイビング、シュノーケリング、講習など、
幅広いニーズに対応したメニューをご用意しています。
館山の海の魅力をもっと多くの方に知っていただくため、
今後もブログやSNSを通して最新の海情報を発信していきます。
【9章】まとめ|秋の沖ノ島黒根で感じる、色彩のダイビング体験
秋の館山・沖ノ島黒根は、南方系の魚が美しく舞い、透明度が高く、まさに“色彩の海”。
初心者でも安心して潜れる環境が整っており、
ファンダイブとしても、ステップアップの基礎としても最適です。
神奈川から訪れたお二人が笑顔で帰られたように、
沖ノ島の黒根には、日常を忘れる美しい瞬間が広がっています。
あなたも、この季節ならではの水中世界を体験してみませんか。
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* 2025/11/16 おかぴー店長の気まぐれ日記 *
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