


【導入】冬の沖ノ島は“本当の青”を見せてくれる季節
千葉県館山市にある沖ノ島は、年間を通して多くのダイバーが訪れる人気エリアですが、実は“冬こそベストシーズン”と言われていることをご存じでしょうか。夏の華やかさとは異なり、冬の海は静けさと密度のある青さに包まれ、光が深く差し込む神秘的な世界が広がります。とくに、ファンダイビングを楽しむダイバーからは「冬の沖ノ島は別格」「透明度の高さが忘れられない」との声も多く、写真派・ワイド派・マクロ派すべてに満足度の高い季節です。
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーでは、年間を通じてお客様をご案内していますが、スタッフの間でも「冬の海は特におすすめ」という意見が一致しています。透明度、魚影、光の入り方、そして快適なドライスーツダイビング――冬だからこそ味わえる魅力を、このページではたっぷりとご紹介します。
この記事では、
・冬の沖ノ島がなぜクリアになるのか
・沈船(水雷艇)や黒根ポイントが冬に輝く理由
・見られる生物と写真撮影のコツ
・初心者やブランクダイバーでも冬に潜れるのか
・年間を通じたダイビングスタイルの違い
など、ダイバーが知りたい情報をすべて網羅した内容となっています。
沖ノ島でのファンダイビングを検討している方、冬の海に興味がある方、そして写真映えする海を求める方にとって、この記事が新しい一歩になるはずです。
【第1章】冬の沖ノ島が「ベストシーズン」と言われる理由
1-1. 冬は透明度が飛躍的に向上する季節
冬の沖ノ島を語るうえで欠かせない魅力が、“透明度の高さ”です。
秋から冬にかけて海水温が下がり、プランクトン量が少なくなることで海が澄み渡ります。沖ノ島周辺では透明度15m〜20m以上になる日も多く、視界が開けた水中はそれだけでダイバーを感動させてくれます。
とくに冬場は、水中の青さが濃くなる特徴があり、太陽光が差し込むと水深20mでも明るく、「まるで沖縄のようだ」と驚かれる方もいるほどです。透明度が高い環境は、地形ポイントや沈船の全景を美しく見渡せるため、ワイド撮影にも非常に向いています。
1-2. 海況が安定しやすく、ボートダイビングが快適
冬は北西風の影響で外房が荒れやすい一方、館山・沖ノ島は湾の内側に位置し、海が穏やかになりやすい特徴があります。波が小さい日が多いため、ボートエントリーもスムーズ。
「船酔いが心配」という方でも比較的安心して参加できる点もポイントです。
1-3. 魚影が濃くなり、群れの迫力が増す
冬は水が澄むだけでなく、魚たちの群れが濃く、まとまりが出てくる季節です。
沖ノ島の名物であるイサキ、スズメダイ、ネンブツダイ、コロダイなどが大きな群れをつくりやすく、ワイド派にはたまらない光景が広がります。アカオビハナダイの鮮やかなカラーが冬の青に映え、カメラ派にとっては絶好の撮影チャンスです。
冬の海が透明で静かになることで、「群れの存在感」がより強調されるのも魅力のひとつです。
【第2章】冬の沖ノ島で潜るべき代表ポイント
2-1. 沖ノ島沈船(水雷艇)|水深25mに眠る歴史と生物の宝庫
沖ノ島を代表するボートポイントが、沈船(水雷艇)。
歴史ある船体の一部が残り、その周囲には複雑な地形と多くの生物が集まる“海中のランドマーク”的存在です。
冬は透明度が高いため、沈船全体の輪郭が見える日も多く、夏とは違う神秘的な景観を楽しめます。船体に差し込む光の筋が鮮明になり、写真に奥行きが生まれるのも冬ならでは。
見られる生物の例:
・アカオビハナダイの大きな群れ
・コロダイ、イサキ、ハタンポの群れ
・ガラスハゼ、オルトマンワラエビ
・冬限定で増えるウミウシ類
沈船はアドバンス以上推奨の少し深いポイントですが、上級者だけでなくカメラ派にも絶大な人気があります。
2-2. 黒根|ゆるやかな地形にマクロとワイドの両方が揃うポイント
黒根は、水深12m前後から楽しめる比較的なだらかな地形が特徴。アーチのような派手な地形こそありませんが、“平たい根に光がゆっくり広がる雰囲気”を好むダイバーに愛されています。
とくに冬の黒根は、生物の密度が高まり、ワイドでもマクロでも楽しめる万能ポイントへ変化します。
主な見どころ:
・アカオビハナダイの鮮やかな乱舞
・ムレハタタテダイの整列群れ
・コロダイが優雅に泳ぐ様子
・ガラスハゼや小型エビ類のマクロ撮影
・冬に増えるウミウシの観察
黒根は水深が浅めで明るいため、初心者〜中級者のファンダイバーにもおすすめです。
【第3章】冬の沖ノ島で見られる主な生き物たち
冬は透明度だけでなく、生物観察も豊富。
沖ノ島は“黒潮の恩恵”と“東京湾の環境”が交わる水域で、多様な生物が見られるのが特徴です。
◆ ワイド派に人気の生物
・イサキ群れ
・スズメダイ群れ
・アカオビハナダイの大群
・ネンブツダイの群れ
・コロダイの成魚
◆ マクロ派におすすめの生物
・ガラスハゼ
・オルトマンワラエビ
・アカホシカクレエビ
・イソギンチャクモエビ
・ウミウシ類(冬は特に豊富)
冬は水温低下によりウミウシが急増する季節でもあり、「ウミウシダイビングがしたい」というお客様からの問い合わせも増えます。
【第4章】冬のファンダイビングは初心者・女性にも向いている理由
4-1. ドライスーツで快適に潜れる
冬は「寒そう」というイメージがありますが、実際にはドライスーツを着用することで水に触れずに潜れるため、想像以上に快適です。インナーの調整次第で暖かく潜れる点もメリット。
当店ではドライスーツ講習もご用意しているため、冬が初めての方でも安心してご参加いただけます。
4-2. 冬は海況が読みやすく、初心者にもやさしい日が多い
冬の館山は風向きが安定しやすく、沖ノ島は波が立ちにくい地形のため、比較的潜りやすい日が多いのが特徴です。初心者や久しぶりに潜る方でも落ち着いて潜れます。
4-3. 写真映えするため“女子旅・ソロダイバー”にも人気
冬の濃いブルーと差し込む光は、写真が一気に映えるため、Instagram世代の女性ダイバーからも高い支持があります。黒根での逆光シーンや、沈船に差し込む光芒は「冬のアイコン的写真」として特に人気です。
【第5章】写真派ダイバーに冬の沖ノ島をすすめる理由
冬の沖ノ島は、フォトダイバーにとって最高の条件が揃います。
◆ 冬が写真向きな理由
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透明度が高い=背景がきれいに抜ける
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群れがまとまりやすくダイナミックな写真が撮れる
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光の角度が低い冬は、水中に入り込む光の筋が美しい
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マクロ・ワイド両方の撮影が可能
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人が少なく、落ち着いた撮影環境をつくりやすい
とくに沈船のワイドシーンは、冬の光が最も映える季節です。
【第6章】年間を通した沖ノ島の魅力と、冬との差
沖ノ島は春夏秋冬で海の表情が大きく変わります。
◆ 春:回復しながら生物が増える季節
◆ 夏:ビギナーに最適、浅場の華やかさが魅力
◆ 秋:魚影が最高に濃くなるベストシーズン前半
◆ 冬:透明度・光・静けさが最高潮
この中で冬が特に優れているのは、「透明度」「光の入り方」「落ち着いた雰囲気」という点です。夏とは全く別の海が広がり、年間2回以上リピートするダイバーが多い理由もここにあります。
【第7章】沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーが選ばれる理由
・少人数制で丁寧なガイド
・初心者・女性にも安心のサポート
・沈船(水雷艇)や黒根を知り尽くしたスタッフがご案内
・ドライスーツ講習や器材の相談も可能
・Instagramやブログで最新の海況を発信
冬の海に初めて挑戦する方でも、安心して参加しやすい環境を整えています。
【第8章】冬の沖ノ島でファンダイブをするなら早めの予約がおすすめ
冬は透明度が高くなることから、カメラ派のご予約が増える季節です。特に週末は満席になりやすいため、予定が決まっている方は早めのご予約がおすすめです。
予約ページはこちら:
https://app.okaban.work/form/?shop_id=marine-snow
【まとめ】冬の沖ノ島の魅力は“透明度・光・静けさ”がつくる特別な世界
冬の沖ノ島は、ファンダイバーにとって特別な季節です。
透明度の高さ、沈船の神秘的な景観、黒根の穏やかで豊かな生物、そして冬の光がつくる幻想的な水中風景。
一度冬の沖ノ島を潜った方の多くが、「毎年冬も潜りたい」とリピートしてくださいます。
静かで美しい冬の海へ、ぜひ潜りに来てください。
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーは、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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* 2025/12/31 おかぴー店長の気まぐれ日記 *
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